Tポイント(CCC)とVポイント(三井住友)が統合し、新たに『Vポイント』の名称で2024年春からサービスの提供が開始されることが発表されました。
Tポイントのアクティブユーザーは7000万人を超え、日本の代表的なポイントサービスの一つとして非常に高い認知度を誇ります。
新しいVポイントのロゴはTカードのベースデザインを引き継ぐ形になっていますが、慣れ親しんだTポイントの名前が無くなるとあって今後のユーザーへの影響が気になるところ。
こちらの記事では、
・TポイントとVポイント統合で具体的にはどうなる?
・TポイントとVポイント統合でメリットはあるの?
・TポイントとVポイント統合でウエル活などポイ活への影響は?
などについてご紹介していきます!
TポイントとVポイント統合でどうなる?
TポイントとVポイント統合でこれまで貯めたポイントの取り扱いや今後の利用方法に変化があるのか、気になる点をまとめていきます。
Tポイントは完全に消滅してしまう?
現在のところ、2024年春時点でTポイントが完全に消滅する予定はありません。
ポイントの名称はVポイントに統一されそれぞれのポイントを統合する機能が提供されますが「ユーザーがポイントをまとめる作業を自身で行わない限り勝手にポイントが統合されることはない」とのことです。
これまで貯めたTポイントはどうなる?
表立ってはVポイントの表記で統一されるものの、上記の点からシステム的にはTポイントは残りこれまで通り利用が可能です。
また、従来のTポイントと他のポイントを交換できるサービスも引き続き継続される予定となっています。
これからTポイントを貯めることはできなくなるの?
上記の通り、 Vポイントへの統合作業はユーザーの任意になります。
将来的に移行していく可能性はありますが、2024年春時点ではこれまでのようにTポイント加盟店ではVカードの支払いに限らずTポイントが付与されます。
現在のポイントアプリについて
2024年春時点では現在のTポイントおよびVポイント各アプリが継続されることが発表されています。
それぞれのアプリにそれぞれのポイント機能が追加され既存アプリのまま使い勝手が強化される見込みです。
統合が決定したTポイントですが、基本的にはこれまでのサービスが同じように引き続き利用できる形となっているのは非常にありがたいですね!
TポイントとVポイント統合でメリットは?
2つのポイント統合と聞くとそれぞれに慣れ親しんだユーザーにとってはネガティブな(めんどくさい)印象を持ってしまう傾向もありますが、今回の統合は圧倒的にユーザーメリットが大きいです。
まず、今回の統合はTポイントとVポイントそれぞれの課題を補い合いサービスの向上を図る目的があります。
Tポイントの課題:高い認知度はあるものの大手の提携先であったヤフー離脱も影響しユーザーにとって「貯まりにくい」ポイントと評価されている
Vポイントの課題:コンビニやファミレスなどの身近な店舗で最大5%還元、カードの種類によっては使い方次第で10%の還元も可能とポイントとしての「貯まりやすさ」で高い評価がある一方、三井住友カードのユーザー以外の認知度の低さが課題
今回の統合で、これまで加盟店でしか利用できなかったTポイントはVISA加盟店及びiD加盟店で利用することができるようになります。
世界的シェアを誇るVISAは加盟店の数でも圧倒的。
わかりやすく言えばクレジットカードを利用できる店舗ではどこでもVカードの利用が可能です。
そしてそのデザインの上でも高い認知度を誇るTカードのデザインを継承することで、Vカード自身の存在感を急激に押し上げることができるという事です。
結果的にユーザーの選択肢が大幅に広がりこれまでのTポイントの「貯まりにくい」が解消される点において非常に魅力的なポイントに進化すると言えます。
TポイントとVポイント統合でウエル活などポイ活への影響は?
通常の店舗でTポイント・Vポイントそれぞれを貯めるという点においては利便性やお得感にマイナス要素は見られません
一方で「ウエル活」などのポイ活への影響も気になるポイント。
ドラッグストアのウエルシアで毎月20日にTポイントで1.5倍の買い物ができるウエル活に関しては、Vポイント統合後もTポイント加盟店では従来通りTポイントを利用できるため今後も継続されるのではないかと見られます。
しかし問題はウエル活などにに充てるポイントを別のポイントから交換して利用する場合のポイントレートです。
各社のポイントを随時交換してお得を得ているポイ活ユーザーとしてはこのレートがどうなるのかという点が非常に重要になってきます。
Tポイントは他社ポイントとの交換の際1ポイント=1ポイントと同じレートで交換できる場合が多く、ポイント価値が損なわれない点でとても使い勝手が良いと言われています。
一方でVポイントは交換の際1ポイント=0.8ポイントと価値が下がってしまうケースが多く、他社ポイントに交換するよりもVポイントでの買い物や三井住友グループのサービス内でポイントを消費するのがお得と考えられていました。
今回の統合で名称は「Vポイント」となっていますので、Tポイントのこれまでの交換レートが引き継がれるかどうかについては懸念が残りますね。
今後詳細が発表され次第追記していきたいと思います!
TポイントとVポイント統合まとめ
・TポイントとVポイント統合でどうなるか
▶︎名前はVポイントに統一されるが、Tポイントとの統合作業はユーザーの任意。2024年春時点ではTカードとVカードそれぞれを従来通り利用できる。
・TポイントとVポイント統合メリット
▶︎それぞれの課題を補い合い、ポイントの「貯まりやすさ」と「認知度」を強化
・TポイントとVポイント統合ウエル活などポイ活への影響
▶︎Tポイントのサービスが利用できるうちはウエル活も引き続き継続されると予想。一方で他社ポイントへの交換レートがTポイントとVポイントで異なるためどちらの基準に統一されるかは不明。
以上、TポイントとVポイントの統合でユーザーへの影響はどうなるかという点について紹介しました。
まだまだ詳細が不明な点も多いので引き続き情報をチェックしていきたいと思います!
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