新年に神社や寺院に参拝する初詣は、日本の伝統的な行事のひとつです。
新しい年の平安と無事を祈る意味がありますが、実は初詣には行ってはいけない日があると言われています。
また、初詣にいつまでに行けばいいのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、そういった初詣に関する疑問に答えていきます。
この記事でわかること
✔️ 初詣に行ってはいけない日
✔️ 初詣を避けるべき時間帯
✔️ 初詣はいつまでに行くべきか
初詣に行ってはいけない日はある?
初詣に行ってはいけない日として、よく挙げられるのが「不成就日」と「忌中」です。
不成就日
十干十二支を基に決められた凶日のことで、何事も成就しない日とされています。この日に初詣をすると、願い事が叶わないと言われています。
2024年の不成就日は、1月2日・10日・16日・24日です。
ただ、一般的に三が日期間の1月2日の参拝を避けるというのは限られた正月休み期間では難しいというケースもあります。
上記は気持ちによるところも大きいため、「気にしない」という方が多くいることも事実です。
忌中
親族を亡くし、四十九日が過ぎていない期間である忌中も初詣は避けるべきと言われています。
この期間は、故人が来世での行く先が決まっておらず、近くにいると考えられています。
そのため、神仏の近くに行くことは控えるべきとされています。
一方、仏滅や赤口などの六曜は、神仏とは関係ない暦注であり、初詣に影響はないと言われています。
初詣を避けるべき時間帯は?
初詣の時間帯について、上記のような特定タイミングを避けるべきという定説はありません。
初詣を快適に過ごすため、という意味では混雑する時間帯を避けることはおすすめです。
気温が低く乾燥するお正月時期は感染症のリスクも高まり、落ち着いて参拝することが難しいかもしれません。
一般的に元旦の午前中は、多くの人が初詣に訪れるため避けた方が無難です。
混雑を避けるためにおすすめの時間帯としては、一般的に午前中よりも遅めの午後や夕方以降が比較的空いていると言われています。
ただし、神社や寺院によっては、閉門時間が早い場合もありますので、事前に確認して参拝してくださいね。
初詣はいつまでに行くべき?
初詣はいつまでに行くべきかというと、厳密なルールはありません。
初詣とは、年が明けて初めて神社や寺院に参拝することを指すので、いつでも初詣になります。
しかし、一般的には、以下の期間を目安にするとよいでしょう。
- 三が日(1月1日~3日)
- 松の内(1月7日までまたは1月15日まで)
- 旧正月(1月末から2月初旬)
- 立春(2月4日)
三が日は最もお正月気分を味わえる期間ですが、混雑が激しいので注意が必要です。
松の内は神様がいらっしゃる期間とされており、混雑を避けたい人におすすめです。
旧正月や立春は、旧暦の正月や春の始まりとされており、新年の願い事をするにはふさわしい日とも言われています。
初詣に行ってはいけない日まとめ
・初詣に行ってはいけない日
▶不成就日┃忌中
・初詣を避けるべき時間帯
▶特定の時間帯の定説はなし。混雑を避ける意味では午前中より午後がおすすめ。
・初詣はいつまでに行くべきか
▶厳密ルールはないが、より初もうでに意味を持たせる場合は三が日、松の内、旧正月、立春がおすすめ。
以上、初詣に行ってはいけない日や時間帯などについてご紹介しました。
上記の内容は基本的に「絶対にこれはだめ」というものではありません。
ただ気持ちの面で気になる場合、やはり避けるべきタイミングはありますので参考に覚えておいてくださいね。
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